2007年11月

「カルラのリスト」

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旧ユーゴ戦犯法廷の検察官、カルラの手元には、未だ逃亡中の戦犯の顔写真が載ったリストがある。
中でも大物戦犯であるカラジッチとムラジッチは、内戦終結10年を経ても捕まっていない。
彼女たちのチームは手を変え品を変え、逮捕に消極的な政府と交渉にあたる。状況によって出方が変わり、時には話している内容も変わる。マスコミに叩かれ、国際社会の思惑に翻弄されながらも、カルラは戦っている。

「正義」という言葉がたくさん出てくるな、と思いました。
カルラの口から、カルラと一緒に働いているスタッフの口から、内戦に巻き込まれた市民の口から、スレブレニツァ母親の会のメンバーの口から。
被害者と加害者が混然一体となっているこの内戦では、誰にとっての正義が優先されるのか、私には未だにわかりません。

強く心に残った言葉がふたつ
「正義なんてものは90年代に消滅したわ。」
「信じられない。1万人を殺した責任をたった2人の男に負わせるなんて。犯人はもっといる。」
どちらの言葉の主も、内戦で家族を失った女性。旧ユーゴの内戦を扱った作品の中でも、戦いに参加した男性ではなく、突然平和を奪われた女性にスポットが当てられているこの作品は、貴重なドキュメンタリーだと思います。

カルラのリスト

恐怖の上司

ふさこちゃんの恐い上司についての日記を読んで、私も前職でお世話になった上司のことを思い出しました。同じく、二度と一緒の会社にはなりたくないですが。
仕事に厳しくて毒舌の上司は、かなり気分屋で、昨日OKを出したものを、翌日にはダメだしするような人でした。とにかく本を読まされました。企画書の書き方を一から教えてくれました。問題意識のないやつはダメだ、社内の人間とは付き合うなとめちゃめちゃなことを言われました。主観で物を言わず、原理原則を身につけるよう注意されました。

現在、私は、偉そうに新卒くんに企画書の書き方を指導しています。まず現状を分析して課題を抽出せよ。課題を解決するのが企画というものである。スケジュールは後ろから引け(これは今の上司の教え)。
なんちって、全て受け売りです。
あらためて、学んできたことが役に立っている自分の境遇は、すごーく恵まれていると思います。

真っ赤にダメだしされた企画書を受け取った新卒くんは、きっと必死で書き直すでしょう。そうやって得た知識が血となり肉となり、未来の糧になるとよいんだがなぁ、と思います。
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